日中友好協会米子支部 №254 今週の注目記事は
第一面《中国帰国者を励ます集い》
◇ 5月31日から6月4日まで米子市美術館で開催された「王希奇『一九四六』
米子展」には引き揚げ体験者の方たちも大勢来られ、当時の話を詳しく語られた
方もいました。この絵の中に赤ちゃんだった自分を見つけたり、母の姿を捜した
り…この方たちにとっては未だ戦後は終わっていないのかもしれない…。
◇ 第一面の中国帰国者のみなさんにとっても老後の援助が得られ安心して暮らせ
る日々が来るまでは戦後は終わらない。
「トマホークを買うお金があったら帰国者の生活援助に回して」と切実な声。
どちらも戦争の被害者なのです。
◇ 戦争の被害者と言えば、筆者の夫は1歳になる前に父親が中国で戦死、父親の
顔も知りません。4人の子どもと両親の6人を養うために母親は必死に働いたそ
うです。貧しさ故に兄の病にも十分に手を尽くせず亡くなり、二人の姉は弟を高
校へ行かせるために中卒で就職しました。
「戦争さえなければ…」
◇ 第五面「新しい国際交流員と交流」、第六面「読者で作る文芸欄」の俳句、米
子の記事が二つ載りました。
(S)
日中友好新聞 2024.06月15号(№2614)付録