日中友好協会米子支部 №186 今週の注目記事は
第一面《内山書店104年ぶり天津に復活》
◇ 岡山県出身の内山完造が、大正初期、上海に開業した『内山書店』は、魯迅ら
様々な文化人や社会活動家が集った場所として有名ですが、単なる文化交流の場
ではなく、左翼の人々の避難場所でもあったのですね。
◇ 井上ひさしの作品(題名は忘れましたが)の中にも活動家をかくまう内山書店が
出てきます。
弾圧の厳しい時代、相当な覚悟での書店経営だったのではないでしょうか。
◇ 天津南開区に復活開業したということですから、コロナ収束の暁には、ぜひ行
ってみたいものです。
コーヒーを飲みながら魯迅が読めるなんて、何となくワクワクしませんか!
◇ それにしても、日本では街の本屋さんがめっきり少なくなってしまいましたね。
日本人の『活字離れ』だけが原因ではないような気もしますが…。
(S) 日中友好新聞 2021.8月15日号(№2546 )付録